外気浴の種類には、主にアウトドアとインドアがあり、屋外と屋内とでは身体の休まり具合も段違いです。外気浴の分類で“ととのい”の度合いも左右されるため、適切な判断が欠かせません。
今回は「外気浴の種類一覧」をテーマに、アウトドアとインドアの違い・屋外と屋内の特徴、サウナ初心者が気になるQ&Aをわかりやすく解説します。一緒に、自分に合う外気浴を探してみませんか?
「外気浴の相性」を知ることで、サウナがもっと楽しくなるはずです。
私もみなさんと一緒に、ゆっくり学んでいきます。
外気浴を分ける基準


外気浴の種類一覧を理解するためには、まず「何を基準に分けられるのか」を知ることが大切です。外気浴は、主に次の3つの観点で区別できます。
- 気温による分類
- 姿勢による分類
- 椅子による分類
わかりやすくいうと「どれくらい休めるのか」「どのような椅子なのか」「どうやって休むのか」で分けられます。ただし、外気浴を明確に区分する指標はないため、あくまで1つの目安とご理解いただければ幸いです。
気温による分類
外気浴は、気温で分けられます。
| アウトドア外気浴 (屋外外気浴) | インドア外気浴 (屋内外気浴) |
|---|---|
| 外気浴が5~30℃前後 (時期によって変動) | 外気浴が15~25℃前後 (時期によって変動) |
| 温度も湿度も不安定 | 温度も湿度も安定 |
一見、「アウトドアはインドアよりも落ち着かなそう」と考えがちですが、そうともいい切れません。なぜなら、外気浴は新鮮な空気に触れるだけでも十分に身体が休まるためです。
気温の違いはあれど、屋外と屋内、どちらもあまり“ととのい”には支障ありません。
姿勢による分類
外気浴をする姿勢によっても、特色は異なります。
| 立つ外気浴 | 座る外気浴 | 寝転ぶ外気浴 |
|---|---|---|
| すぐ外気浴できる | 外気浴待ちが発生する | 外気浴待ちが発生する |
| 血流がやや悪い | 血流がやや良い | 血流がとても良い |
| リラックスしにくい | リラックスしやすい | よりリラックスしやすい |
同じ外気浴でも、体勢によって特徴はさまざまです。たとえば、北海道の「北こぶし知床」や神奈川の「大磯プリンスホテル」、埼玉の「キング&クイーン」に千葉の「竜泉寺の湯」に佐賀の「らかんの湯」など、姿勢によって楽しみ方もさまざまです。
なお、サウナがいつからあってどこで生まれたのか、外気浴の効果効能は次の記事でわかりやすく解説しています。
椅子による分類
外気浴で休む椅子、いわゆるチェアによっても分けられます。
| アディロンダックチェア | インフィニティチェア |
|---|---|
| 角度が固定されている | 背もたれがフラットになる |
| 安定性に優れている | 座面がベッドのようになる |
| ハンギングチェア | リクライニングチェア |
|---|---|
| 背もたれという概念がない | 角度を調整できる |
| 座面が宙吊りになっている | 可変性に優れている |
どの椅子があるかは行ってからのお楽しみ。中には、石でできた椅子や布でできた椅子もあります。一方、場合によっては椅子がないこともあるため、シチュエーションやロケーションに合わせて柔軟に楽しむのがおすすめです。
一部、サンラウンジャーを置くサウナ施設もありますが、アディロンダック・インフィニティ・ハンギング・リクライニングが主流です。
アウトドア外気浴の種類一覧
アウトドア外気浴は、いわゆる屋外外気浴のことです。ここからは、アウトドア外気浴の種類一覧を解説します。
- ウッドデッキ/テラス外気浴
- バルコニー/ベランダ外気浴
- ハンモック外気浴
- ベンチ外気浴
- 露天風呂外気浴
ここで挙げたものは、フィンランドや日本でお馴染みの外気浴です。それぞれウッドデッキ・テラスやバルコニー・ベランダ、ハンモックにベンチ、露天風呂などがあります。
ウッドデッキ/テラス外気浴
外気浴に専念できる代表的な場所としては、ウッドデッキやテラスが挙げられるでしょう。
木の温もりを感じられるこれらの場所は、素足でも過ごしやすいのが魅力です。木製のウッドデッキやテラスであれば、凍えるような冷たさに震えることはありません。それどころか、リラックスしながら外の青空や星空を眺められます。
バルコニー/ベランダ外気浴
外気浴に没頭できる代表的な場所としては、バルコニーやベランダも挙げられるのではないでしょうか。
ビルの屋上や中腹に設けられるこれらの場所は、思わぬ光景に出会えるのが魅力です。ビルのバルコニーやベランダであれば、移り変わる絶景を見逃すことはありません。それどころか、リラックスしながら外の風景に酔いしれられます。
ハンモック外気浴
ハンモック外気浴は、ゆらゆらと揺れながら整える外気浴です。ふわふわとした独特な浮遊感が脳をリラックスさせ、深い“ととのい”の世界へと誘ってくれます。
ベンチ外気浴
フィンランドで王道の外気浴といえば、ベンチ外気浴です。
フィンランドでは、温浴施設にベンチが併設されているのが一般的で、サウナで温まった男女が出入口や中庭で涼んでいる姿をよく見かけます。そこは身体を冷やしながら会話をする、社交場のような場所。家族や友達だけでなく、ビジネスパートナーと談笑するのも日常茶飯事です。
川や湖のほとりなどでは、大自然と一体化する感覚が味わえます。
露天風呂外気浴
日本で定番の外気浴とされているのが、露天風呂外気浴です。
日本では、露天風呂を併設したサウナ施設も多く、非日常を味わえるものも少なくありません。ドアを抜けると目の前に広がる海や森の数々もまた、整うのに欠かせないエッセンスといえます。
- 海岸:潮風や潮騒を感じられる
- 森林:木の香りや木漏れ日を感じられる
湯船の周りにある石や岩に腰をかければ、足湯のように涼めます。
大自然が作り出す空間全体を楽しむのが、醍醐味です。
アウトドア外気浴なら、王道の露天風呂外気浴をおすすめします。
本場の外気浴を楽しみたい方は、ベンチ外気浴がおすすめです。
インドア外気浴の種類一覧
インドア外気浴は、いわゆる屋内外気浴のことです。ここでは、インドア外気浴の種類一覧を解説します。
- エアコン外気浴
- ルーム外気浴
- 浴室内気浴
ここで挙げたものも、フィンランドや日本でお馴染みの外気浴です。それぞれエアコンやルーム、浴場などがあります。
エアコン外気浴
エアコン外気浴は、空調管理により外の環境を再現した外気浴です。真夏でも真冬でも一定の気温が保たれているため、ゆっくりと心身を落ち着かせられます。
ルーム外気浴
近年では、“ととのい”専用ルームを併設している温浴施設があります。
どのような部屋があるかはサウナ施設によってさまざまですが、浴室の中にいても外のような感覚で涼めるため、とても快適です。天気にも左右されず、常にベストコンディションを維持できるのが魅力です。
実際のルームは、以下のような名称で呼ばれています。
- クールダウンルーム
- ヒーリングルーム
- メディテーションルーム
- リラクゼーションルーム
以上で挙げたルームは、瞑想に没入できるよう設計されており、LED照明が置かれていたり、自然音が流れていたりと五感を癒す要素が盛り込まれています。眠るのは禁止でも、癒されること間違いなしです。
浴室内気浴
浴室に置かれた椅子での休憩は、総じて内気浴と呼ばれます。
「サウナ室の外」という意味であれば、「浴室の中」も外気浴ということになりますが、厳密に決められているわけではありません。人によっては、受付・脱衣所・洗い場・浴槽で休むことも含めて、内気浴と呼ぶことも珍しくないです。
インドア外気浴なら、定番のルーム外気浴をおすすめします。
無理せず外気浴を楽しみたい方は、浴室内気浴がおすすめです。
気象条件で分けられる外気浴
その他、気象条件で分けられる外気浴もあります。
- 雨での外気浴
- 曇りでの外気浴
- 晴れでの外気浴
- 雪での外気浴
これらの外気浴は、それぞれ特殊な気候・天候を楽しめるのが特徴です。
雨での外気浴
外気浴において、雨はまさに「天からの恵み」。
休憩中にポツポツと雨に打たれながら涼むのは、なかなかの風情でしょう。雨天ならではの静寂に包まれている感じもまた、魅力の1つではないでしょうか。
曇りでの外気浴
曇っている日の外気浴は、直射日光を避けながら涼めるのが魅力です。
雲に覆われた空を眺めて、物思いにふけられます。
晴れでの外気浴
晴れている日の外気浴は、直射日光に照らされながら涼めるのが魅力です。
太陽を浴びて日向ぼっこすれば、幸せホルモンの分泌が促されます。
雪での外気浴
雪国ならではのものですが、雪での外気浴も醍醐味の1つといえるでしょう。
肌に落ちた雪がじゅんわりと溶けていくのを眺めながら整えば、今までにない多幸感が得られます。吹雪の中で外気浴すると体調を崩す恐れもありますが、豪雪地帯では雪ダイブに挑戦できるのも魅力の1つです。
なお、雪が降る主な積雪地域は、次の通り。
- 北海道地方全域
- 東北地方全域
- 中部地方(日本海側)
- 近畿地方(日本海側)
- 中国地方(日本海側)
体調不良でなければ、ぜひ雪に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
札幌の「サウナコタン」の雪での外気浴が素晴らしかったです。
私は、雨での外気浴に興味があります。
周辺環境で分けられる外気浴
その他、周辺環境で分けられる外気浴もあります。
- アロマの内気浴
- 音の外気浴
- 風の外気浴
- 光の外気浴
これらの外気浴は、それぞれ特殊な状況・状態を楽しめるのが特徴です。
アロマの内気浴
稀に、アロマが炊かれている空間で内気浴を楽しめることがあります。
アロマとは、別名「芳香」と呼ばれるもので、植物から抽出した天然の香り成分、精油(エッセンシャルオイル)をディフューザーで拡散することで気分をリフレッシュするためのものです。
一部の温浴施設では、アロマポットが置かれていることも。
音の外気浴
外気浴をするなら、さまざまな音にも耳を傾けてみてください。
風の外気浴
外気浴するなら、さまざまな風も肌で感じてみましょう。
光の外気浴
外気浴に光はあまり関係ないように思えるのですが、視覚的な癒しは“ととのい”に欠かせません。
キャンドルの火やライトの明かりを眺めていると、吸い込まれそうになった経験は誰にでもあると思います。実は、照明の色合いによって癒されるかどうかも変わってくるのです。
| 寒色系の照明 | 暖色系の照明 |
|---|---|
| 爽快感が得られる | 安心感が得られる |
| 眠気が覚める | 眠気を誘う |
特に、光量が強いと脳が休まらないため、光量の弱いところで外気浴するのが無難です。薄暗い空間ほど、睡眠を司るメラトニンの分泌を妨げず、リラックスモードを維持できます。
成田の「崋の湯」の風の外気浴も素晴らしかったです。
私は、光の外気浴に興味があります。
外気浴の種別のQ&A


最後に、外気浴の種別のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。
なお、ほかのコラムも読みたい方は、ととのい博士まとめページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーに役立つ読み物をまとめています。
まとめ
今回は、外気浴の種類一覧、アウトドアとインドアの違い・屋外と屋内の特徴、Q&Aを解説しました。
外気浴は、主に屋外と屋内の2種類に分けられます。ほとんどの外気浴は外気と内気に分類されるため、基本さえ覚えておけば自分に合う外気浴を見つけるのは難しくありません。
しかし、体質や体調によって適温は異なるため、無理せず比較しながら判断するのが大切です。ぜひ、理想の外気浴と出会い、より深い“ととのい”体験をお楽しみください。
お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!
- 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
- 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
- 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
本日もお疲れ様でした。当サイトはサウナを愛するすべての人を応援しています。サウナをもっと知りたい方は、ほかの記事も覗いてみてください!
ちょっとでも学びがあったら、ぜひSNSで共有してもらえると嬉しいです。ではまた、次の記事でお会いしましょう!
外気浴の種類一覧を知った後は、次の記事を参考にしながら実際に整ってみませんか?






