サウナ前のお風呂・シャワーで、マナー違反を見かけて嫌な気持ちになった経験はありませんか。温浴施設では、厳格な規則を設けているわけではないものの、全員が気兼ねなくととのうためにはルール違反をしないことが重要です。
今回は「サウナ前のお風呂・シャワーのマナー違反」をテーマに、実際に遭遇したルール違反、初心者さん・常連さんが気になるQ&Aまでわかりやすく解説します。
お風呂・シャワーでの悪行は、周りのお客さんだけでなくサウナ施設からも敬遠されてしまいます。
蛮行とまではいえないけど、ルール違反はととのいに影響することもあるから気を付けておきたいですよね!
なぜサウナ前のお風呂・シャワーでマナー違反が発生するのか
サウナ前のお風呂・シャワーのマナー違反は、さまざまな原因により発生するのが一般的です。まずは、なぜサウナ前のお風呂・シャワーでマナー違反が発生するのかを解説します。
- サウナリテラシーが十分でないため
- 施設での周知徹底が不足しているため
- 他人より自分を優先しがちなため
- 変化に順応できていないため
サウナリテラシーが十分でないため
サウナリテラシー……いわゆるサウナへの理解力があるかないかで温浴施設での行動が変わってきます。
ドラマ『サ道』の影響か、ある程度の常識を身につけてサウナ施設に行く方も多くなりましたが、非常識な人も少なくありません。肩肘張らないのがサウナの本質ではあるものの、やはり一定の理解が重要です。周囲を不快にさせないためにはどうすべきか、理解しようとする姿勢が望まれます。
「郷に入っては郷に従え」ではありませんが、サウナーさんにはサウナーさんの流儀があるのです。
施設での周知徹底が不足しているため
洗い場や脱衣所でマナー違反が横行する背景には、施設での周知徹底が不足している点も挙げられます。
施設側も案内板で共有したり、張り紙で伝達したりとあの手この手で利用者が安心できるよう努めているものの、そもそも迷惑行為をする方は聞く耳を持ちません。常連さんの間で暗黙の了解も浸透しており、初心者さんにはわからないことだらけ……なんてことも。
他人より自分を優先しがちなため
サウナは日常の喧騒を忘れて非日常を体験できることから、つい自己中心的になりがちです。
特に、大勢でいると自分勝手な行動も目立つようになります。複数人を連れ立っていると集団心理も働き、「マナー違反を注意して空気悪くなったら嫌だし……まぁいいか」という思考にも陥りやすいです。
- 罪悪感や責任感の分散
- 同調圧力の暴走
- 判断能力の麻痺
集団心理は恐ろしいもので、みんなで一緒に行動していると罪悪感や責任感が薄れたり、同調圧力に屈したり、判断能力を失ったりしやすくなります。
大人数は少人数と比べ、ルール違反が伝染しやすいため、徹底した自己管理が欠かせません。
変化に順応できていないため
ベテランサウナーさんに多いのが、変化に順応できないケースです。「昔からこうやってきた」という方ほど、時代の移り変わりに順応できないことが少なくありません。中でも、昨今のサウナ業界は以前より規律に厳しくなっているため、そのギャップに戸惑ってしまう人も一定数います。
なお、マナー違反記事と対を成すマナー記事のチェックもお忘れなく。
サウナ前のお風呂・シャワーのマナー違反【初心者・常連向け】


サウナ前のお風呂・シャワーでは、かけ湯を行わない、お湯・水に気を付けない、撮影・通話を避けないなどが主なマナー違反です。ここからは、サウナ前のお風呂・シャワーのマナー違反を解説します。
- かけ湯を行わない
- お湯・水に気を付けない
- 撮影・通話を避けない
- 私物を散らかす
- 場所取りをする
- 湯船を汚す
かけ湯を行わない
サウナーさんの間では、かけ湯を行わないのはマナー違反とされます。
一部、不要な施設もあるものの、洗い場や脱衣所の衛生維持にかけ湯は欠かせません。
かけ湯だけで施設の公衆衛生を保てるわけではありませんが、身体の垢や皮脂、手足のゴミを落とさず入るのはルール違反と捉えられやすいです。
お湯・水に気を付けない
洗っている最中、隣にお湯・水を飛ばすのもNGです。水滴や洗剤が隣から飛んでくると「ひゃぁっ……///」となるだけでなく、状況によっては不快にすら感じられます。
同じ理由で、お風呂で泳いで暴れたりシャワーを立ったまま浴びたりするのもNG行為とされやすいです。
なお、サウナ前のお風呂・シャワーの正しい洗い方ガイドは、次の記事で詳しく解説しています。
撮影・通話を避けない
洗い場や脱衣所で絶対NGとされるのが、携帯電話による撮影や通話です。
さすがに浴室にまでスマホを持ち込む人は滅多にいないものの、私は過去に数回、浴場でデバイスを操作している方を見かけたことがあります。いくら「同性しかいない」とはいっても、あまり歓迎されるものではないため、ロッカーにしまっておくのが健全です。
私物を散らかす
私物を散らかすのも、マナー違反の1つ。
お風呂・シャワーへは、サウナウォッチやサウナタオル、サウナハットやサウナマットなど、私物の持ち込みが可能です。しかし、洗い場や脱衣所に放置するのは、ルール違反とみなされます。
割り当てられたロッカーにしまっておくのが一般的です。
場所取りをする
お風呂・シャワーに限らず、温浴施設全般で禁止されているのが、場所取り行為です。
場所取り行為とは、主に以下のようなものを指します。
- 共有設備を自分専用と言い張る
- 荷物を置いてほかの人を座れなくする
- 目印をつけて縄張りを主張する
以上の迷惑行為は、サウナブーム到来まで普通にやっている人はいました。ただし、現代のサウナカルチャーにおいて場所取りはNG。忠告を無視した場合、要注意人物としてマークされても不思議ではありません。
湯船を汚す
湯船は、みんなで使用するため、汚さないよう利用するのが鉄則です。いたずらなどで故意に汚した場合、罪に問われたり出入り禁止になったりすることもあるため、良識ある行動が求められます。
なお、サウナ・水風呂・外気浴のマナー違反や迷惑行為の全体像を把握したい方は、次の記事でチェック!
サウナ前のお風呂・シャワーで実際に遭遇したルール違反


サウナ前のお風呂・シャワーでは、毛染め・痰吐き・洗濯などはNGです。ここでは、サウナ前のお風呂・シャワーで実際に遭遇したルール違反を解説します。
- 毛染め
- 痰吐き
- 洗濯
毛染め
お風呂・シャワーの一般的なマナー違反とは一線を画すのが、毛染めです。
| NG行為 | NGな理由 |
|---|---|
| 髪を染める | 悪臭・汚損につながるため |
昨今、温浴施設で髪の毛を染めている方を見かけることはほとんどありませんが、サウナ施設によっては「毛染め禁止」の注意書きをしていることがあります。
痰吐き
お風呂・シャワーでは、痰吐きなどの行為も一線を画すマナー違反とされています。
| NG行為 | NGな理由 |
|---|---|
| 痰を吐く | 嫌悪感・不快感を与えるため |
「痰吐き禁止」の注意書きがあっても、未だに洗い場や脱衣所で痰を吐いている人を稀に見かけるため、ただただ遭遇しないことを祈るばかりです。
洗濯
これに関しては、私も遭遇した経験はないものの、あるサウナーさんからの情報提供で実際にお風呂・シャワーで洗濯する人を見たことがあるとのこと……。
| NG行為 | NGな理由 |
|---|---|
| 洗濯をする | 本来の用途ではないため |
使用済みのサウナグッズを洗濯していただけという可能性も否めませんが、洗い場や脱衣所での洗濯は不衛生なためアウトです。どうしても洗濯したい場合は、乾燥機付き洗濯機やコインランドリーを併設した施設を選ぶことをおすすめします。
私自身、毛染め・痰吐き・洗濯は絶対にしないよう心がけています。
「非常識なサウナー」になってしまわぬよう意識して行動したいですよね!
シーン別のお風呂・シャワーでやってはいけないこと
初心者さんも常連さんも、マナー違反を犯さないためには状況別のやってはならないことを把握しておくことが重要です。次に、シーン別のお風呂・シャワーでやってはいけないことを解説します。
- 初心者がやりがちなこと
- 常連によくあること
初心者がやりがちなこと
サウナ初心者さんは、お風呂・シャワーの過程を簡略化してしまいがちです。
単に工程を省くこと自体はマナー違反ではありませんが、ととのう観点では「やってはいけないこと」の1つに含まれます。特に初心者さんは自由に動き、結果的にほかのお客さんの迷惑になっている場合もあるため、全体の流れだけでも把握しておきたいです。
また、混雑時ほど席の空き状況や収納の棚に関するトラブルも起こりやすいため、次の点にもご注意ください。
- 席の奪い合い・横取り
- 荷物置き場の占拠
- 列への割り込み
中でも、席の奪い合いや横取りはタブー視されています。
洗い場や脱衣所が混んでいるときほど揉め事に発展やすいため、混雑状況を見て譲り合いましょう。
常連によくあること
サウナ常連さんは、お風呂・シャワーの設備を私物化してしまうことがあります。
自分のサイクルに固執するあまり、周りが目に入っていない方も珍しくありません。慣れている人ほど身勝手なルーティンになりやすいため、定期的に自身の行動を振り返っておくと安心です。
また、サウナグッズを使用する場合は、以下の点にも注意したいです。
- サウナグッズによる洗い場や脱衣所の占領
- 使い捨てサウナグッズの放置
以上のように、サウナグッズは置きっぱなし・使いっぱなしにしないことが推奨されます。
なお、次の記事では、サウナのルール違反について解説しています。マナー違反を犯さずにととのいたい場合は、ぜひ次の記事も参考にしていただけると幸いです。
お風呂・シャワーのマナー違反のQ&A


最後に、お風呂・シャワーのマナー違反のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。
なお、お風呂・シャワー全般のマナーを知りたい方は、お風呂・シャワーページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーさんに役立つ情報を体系的に学べます。
まとめ
今回は、サウナ前のお風呂・シャワーのマナー違反、実際に遭遇したルール違反、Q&Aを解説しました。
サウナ前のお風呂・シャワーでのマナー違反は、ほかの利用者のととのいを邪魔しかねないだけでなく、自分自身のととのいも左右します。明確なルール違反でなくとも、迷惑行為を行うことは全員が損をしてしまうため、サウナでの行動には注意が必要です。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があるように、もし迷惑行為を見かけたら、ぜひ反面教師にしてみてください。
お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!
- 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
- 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
- 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
本日もお疲れ様でした。当メディアはサウナを愛するすべての人を応援しています。サウナをもっと知りたい方は、ほかの記事も覗いてみてください!
ちょっとでも学びがあったら、ぜひSNSで共有してもらえると嬉しいです。ではまた、次の記事でお会いしましょう!
なお、より盤石の体制でととのいたい方は、サウナ情報を体系的にまとめている次の記事もご覧いただけると幸いです。整い方や入り方をはじめ、サウナの気になる情報をまとめています。
※本記事は、温泉ソムリエ&サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ筆者による「健康情報の一般的な解説」であり、診断や治療を目的としたものではございません。体調に不安のある方は、まず専門医にご相談を。












