サウナ前、お風呂・シャワーでどう洗うか迷った経験はありませんか。お風呂・シャワーは、サウナ・水風呂・外気浴の前に身体を磨くための空間です。しかし、「正しい洗い方や清め方のコツがわからない」という方も珍しくありません。
今回は「サウナ前のお風呂・シャワーの正しい洗い方ガイド」をテーマに、清め方のコツ、初心者が気になるQ&Aまでわかりやすく解説します。みなさんも一緒に、お風呂・シャワーで清めてみませんか?
「お風呂・シャワーの手順・方法」を知ることで、サウナがもっと楽しくなるはずです。
私もみなさんと一緒に、ゆっくり学んでいきます。
サウナ前にお風呂・シャワーで洗うとどうなる?


安定して整うためには、サウナ前にお風呂・シャワーで洗うことが大切です。お風呂・シャワーで洗うことで起こる変化を知ると、より“ととのい”やすくなります。
- 垢や皮脂が取れて汗をかきやすくなる
- 汚れが防げて公衆衛生につながる
- サウナに順応しやすくなる
「なぜ、正しい洗い方や清め方が大切なのかを学ぶことですべては始まる」といっても、過言ではありません。
垢や皮脂が取れて汗をかきやすくなる
サウナ前にお風呂・シャワーで洗うと、垢や皮脂が取れて汗をかきやすくなります。
汗をかきやすくなるまでの流れは、次の通り。
- 石鹸で汚れが中和・分解される
- 皮膚の油分が取り除かれる
- 発汗が促される
皮膚表面に蓄積している垢や皮脂は、いわば「汗腺を塞ぐコルク」のようなもの。丁寧に洗い流してあげることが大切です。
人間の身体は、垢や皮脂が蓄積したまま活動すると、かえって汗をかきにくくなります。お風呂・シャワーでの入浴は、汗腺への負担をやわらげ、発汗を助けるための大切な工程なのです。
汚れが防げて公衆衛生につながる
サウナ前にお風呂・シャワーで洗うと、汚れが防げて公衆衛生にもつながります。
サウナ施設は、不特定多数の方が裸で共有する空間のため、清潔には常に気を付けなければいけません。みんなで使用する場所だからこそ、「綺麗にしよう」という意識が必要です。
サウナに順応しやすくなる
お風呂・シャワーに入っておくと、段階的に体温が上昇することで、サウナの過酷な環境にも順応しやすくなります。極度の興奮によるヒートショックを避けるためにも、洗体・洗髪は徹底したいところです。
お湯に浸かることは「下茹で」や「湯通し」と呼ばれます。安心して整うためにも、3~5分ほど入浴するのがベストです。
「天然のバリア」とされる油膜は、皮膚の保護に必要な一方、発汗を妨げる原因にもなります。
サラッとした汗が出るようになれば、うまく体温調節ができている証拠です。
サウナ前のお風呂・シャワーの正しい洗い方ガイド
次に、サウナ前のお風呂・シャワーの正しい洗い方ガイドを解説します。ここでまとめる一連の流れは、“ととのい”を迎えるために必要となるステップです。
- STEP1.入浴前の準備をする
- STEP2.水分補給を忘れずに行う
- STEP3.全身にかけ湯をする
- STEP4.髪・肌を石鹸で洗う
- STEP5.洗剤を完全に流す
- STEP6.湯船に浸かる
それぞれの流れに沿って実行するだけで、サウナ前の準備は万端といえるでしょう。
STEP1.入浴前の準備をする
入浴前の準備として、まずは次のことを済ませてください。
- 靴を預ける
- 受付を済ませる
- 脱衣所で服を脱ぐ
- 浴室に入る
サウナ前に、まず靴を預け、受付を済ませます。
カウンターで案内を受け、ここで館内着やタオルを借りておくと安心。そして、鍵バンド(ロッカーキー)と一緒に、貸し出し用のレンタル品を受け取り、脱衣所に向かうのが基本の流れです。
服を脱いだら荷物をロッカーに入れ、コップ1杯分の水分補給を忘れずに。取り外すもの・身につけるものを整理したら、浴室に入りましょう。
STEP2.水分補給を忘れずに行う
サウナ前の水分補給は、必須中の必須。
温冷交代浴では、1セットで300~600ml、3セットで1~1.5Lほどの水分が失われて脱水症状になりやすくなります。また、塩分も抜けて熱中症にもなりやすいため、経口補水液や自家製塩水(500mlの水に1~2gの塩を溶かしたもの)で塩分補給しておくと安心です。
ビタミンやミネラルを含む、お茶やスポーツドリンク、ミネラルウォーターもおすすめ。
■「サウナの水分補給」記事は準備中
STEP3.全身にかけ湯をする
浴室に入ったら、全身にかけ湯をします。
かけ湯用の壺から柄杓にお湯を入れ、手足から心臓に向かうようゆっくりとお湯をかけるのがおすすめです。お湯をゆっくりかけることで身体が徐々に刺激に慣れ、血圧や心拍数の急上昇を抑えられます。
かけ湯用の壺が見当たらない場合は、洗い場で直接浴びる形でも大丈夫です。
STEP4.髪・肌を石鹸で洗う
洗い場では、髪や肌を石鹸で洗ってください。
| 目的 | 備考 |
|---|---|
| 毛穴の洗浄 | 垢や皮脂を取り除くため |
| 発汗の促進 | 汗をかきやすくするため |
サウナ前に指先をはじめ、股や脇など、汗の出やすい箇所を泡で包み込むように洗うことが大切です。汗腺を塞いでいる汚れを取り除くことで、発汗が促されます。
乾燥肌の原因にもなるため、石鹸の使いすぎは避けるのがベスト◎
STEP4.洗剤を完全に流す
洗剤は完全に流し、サウナ室を汚さないようにしましょう。
| 目的 | 備考 |
|---|---|
| 環境の維持 | サウナ室の空間を守るため |
| 事故の防止 | 床を滑りにくくするため |
サウナ前の流し残しは、毛穴詰まりを引き起こすこともあるため、泡のぬめりがなくなるまで流し切ることが大切です。床にこぼさないようにすることで、快適なサウナ室を守れるほか、転倒などの事故も防げます。
不具合の原因にもなるため、洗剤の垂れ流しは避けるのがベスト◎
STEP5.湯船に浸かる
すべて済ませたら、40℃前後の湯船に浸かり、3~5分。
あらかじめ深部体温をゆるやかに上昇させておくことで、サウナ室に入ってからの発汗が驚くほど早まります。いわゆる「下茹で」や「湯通し」と呼ばれるもので、遅くとも数分で汗だくになります。
ある研究では、湯船に浸かることでサウナ室で発汗するまでの時間が数分短縮されるというデータも出ているほどです。まさに、湯船は“温冷交代浴の起爆剤”なのです。
なお、サウナ・水風呂・外気浴の整い方&入り方の全体像を把握したい方は、次の記事でチェック!
サウナ前のお風呂・シャワーでの清め方のコツ
次に、サウナ前のお風呂・シャワーでの清め方のコツを解説します。ここでまとめるポイントは、“ととのい”を深めるためのノウハウのようなものです。
- 髪や肌を擦りすぎない
- 熱湯に入りすぎない
そこまで神経質になる必要はありませんが、念のため留意しておいてはいかがでしょうか。
髪や肌を擦りすぎない
ゴシゴシと髪や肌を擦ると、角質が傷ついてサウナの刺激を痛く感じてしまうことがあります。必要なバリア機能まで失われるとかえってダメージになるため、優しくリセットするイメージで行うのがコツです。
特に、アカスリを行う場合は、摩擦にご注意ください。
爪は立てず、指の腹で撫でるのがポイント!
熱湯に入りすぎない
深部体温を上げすぎると、サウナに入ってすぐに限界が来てしまいます。ほかほかになるまで入るとサウナを出てもなかなか深部体温が下がらず、整えなくなることもあるため、無理せず3~5分で出るのがコツです。
特に、お湯に浸かる場合は、のぼせに注意しましょう。
ぬるめのお湯に、さっと浸かるのがポイント!
お風呂・シャワー後の理想的な動線
「お風呂・シャワーで洗った後はどうするの?」と不安な方は、お風呂・シャワー後の理想的な動線も把握しておくと安心です。ここでまとめる行動で、“ととのい”具合が左右されます。
- お湯を拭き取る
- サウナに入る
お風呂・シャワーからサウナ・水風呂・外気浴までは、滞りなく行うことが大切です。着実に“ととのい”に達するためにも、動線を意識した動きが求められます。
お湯を拭き取る
サウナに入る直前に、タオルで全身のお湯を拭き取ってください。
サウナに入る
お湯を拭き取ったら、いよいよサウナ室に入りましょう。
呼吸を落ち着かせ、準備が整ったら、サウナ室の扉を開けます。入室したらドアが完全に閉まるのを確認し、いよいよ本番です。
これで、“ととのい”まではもうちょっとです。なお、次の記事でサウナの正しい入り方、そして温まり方・蒸され方のコツを一度確認してから1周目に進むのがおすすめです。
お風呂・シャワーの洗い方のQ&A


最後に、お風呂・シャワーの洗い方のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。
なお、お風呂・シャワー全般のガイドを知りたい方は、お風呂・シャワーページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーに役立つ情報を体系的に学べます。
まとめ
今回は、サウナ前のお風呂・シャワーの正しい洗い方ガイド、清め方のコツ、Q&Aを解説しました。
サウナ前のお風呂・シャワーは、整う前の準備段階といえます。温浴施設に行くのが初めてだと「いきなり洗い方・清め方といわれても……」と困惑するかもしれませんが、やり方さえわかっていれば安心です。
むしろ、温冷交代浴で“ととのい”を目指すなら、サウナ前の洗体・洗髪は必須。だからこそ、ぜひ今回の記事を定期的に読み返しながら楽しんでみてください。
お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!
- 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
- 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
- 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
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サウナ・水風呂・外気浴という言葉を知りたい方、サウナの起源・発祥の地を学びたい方は、次の記事も一緒にチェックしてみませんか?







