テントサウナはいる?いらない?機能と性能・メリットとデメリット

テントサウナはいる?いらない?機能と性能・メリットとデメリット

「テントサウナはいる?いらない?」長年、家庭用・自宅用サウナを夢見ては、諦めている方もいるかもしれません。一方でテントサウナがあれば、時間や場所にとらわれず整えるのも事実。テントサウナは、いわば移動式本格サウナ。誰もが一度は憧れる“サウナの箱舟”です。

今回は「テントサウナはいる?いらない?」をテーマに、機能と性能・メリットとデメリット、初心者さん・常連さんが気になるQ&Aまでわかりやすく解説します。

当記事は、温泉ソムリエ×サウナ・スパ健康アドバイザー×ライター歴12年の筆者の経験や調査をもとにまとめています。参考文献は、記事末に掲載中です。

はるまる

テントサウナは、究極の自由が手に入る“自分だけの温浴城”。

ぴちどん

「DIYするほど余裕はない」でも「100均のものでは物足りない」というニーズにぴったりとハマるサウナ……欲しい!

目次

テントサウナはいる?いらない?

結論からいうと、テントサウナは全員に必須ではありません。必要かどうかは、本人次第です。まずは、本当にテントサウナはいるのかいらないのかを「いる人・いらない人」に分けて整理します。

テントサウナって本当に必要?
  • テントサウナがいる人・いらない人
  • 私のテントサウナしくじり話

テントサウナがいる人・いらない人

テントサウナを買うべきかどうかは、シチュエーションやロケーションで決まります。まずは、次の比較表で自分がどちらのタイプかチェックしておくと判断しやすいです。

いる人いらない人
アウトドアが好きな人アウトドアが嫌いな人
家や庭にサウナが欲しい人家や庭にサウナが欲しくない人
設営が苦になりにくい人設営が苦になりやすい人
設置スペースがある人設置スペースがない人

テントサウナが向いている人

次のような方は、テントサウナがあると便利です。

  1. 自然の中で“ととのい”を味わいたい人
  2. シチュエーションやロケーションを選びたい人
  3. 住宅設備としてサウナを取り入れたい人
  4. 撤収する気力や体力がある人

特に向いているのは、「自然の中で一度は整ってみたい……」と思っている方です。

テントサウナがあれば、海でも山でも自由にサウナ入浴が楽しめます。自然に覆われた施設なら、川や湖を水風呂代わりにしたり、森林や日光を浴びて外気浴したりと、十分に温冷交代浴を楽しめます。

アウトドアに限らず、「家や庭にサウナを置きたい」と一度は感じたことがある方は、持っていると役に立つでしょう。

「設営や設置、撤収を楽しめる」「将来、自分だけの夢のサウナを作る予定がある」という方は、購入するという選択肢もあり。

テントサウナが向いていない人

逆に次のような方は、テントサウナがなくても平気です。

  1. 自然の中で“ととのい”を味わいたくない人
  2. シチュエーションやロケーションを選びたくない人
  3. 住宅設備としてサウナを取り入れたくない人
  4. 撤収する気力や体力がない人

特に向いていないのは、「自然の中でわざわざ整わなくても……」と感じている方です。

テントサウナがなくても、海でも山でも自由にサウナ入浴は楽しめます。自然に囲まれた施設なら、川や湖を水風呂代わりにしたり、森林や日光を浴びて外気浴したりと、存分に温冷交代浴を楽しめます。

アウトドアに限らず、「家や庭にサウナを置きたい」と一度も感じたことがない方は、持っていても役に立たないのではないでしょうか。

「設営や設置、撤収を楽しめない」「将来、自分だけの夢のサウナを作る予定がない」という方は、購入しないという選択肢もあり。

私のテントサウナしくじり話

テントサウナを買うか迷っている方は、筆者の実体験として「テントサウナを持っていなくて後悔した話」「テントサウナを頼りすぎて失敗した話」の両方を参考にしてみませんか?

テントサウナを持っていなくて後悔した話

今までの私は、テントサウナと接する機会がほとんどありませんでした。しかし、友達とのキャンプで自前のテントサウナをテキパキ組み立てる姿を見て、心底「羨ましい……!」と後悔したのです。

はるまる

あれは、数年前の夏。大学時代の友達に「キャンプに行こう」と誘われた私は必要なものだけを持って出発しました。しかし、キャンプ場に到着すると、友達はテントサウナを出してこういったのです。「サウナしようぜ」と。

ぴちどん

そんなパワプロのキャッチフレーズみたいに!?

はるまる

いざ、入らせてもらうと……もうすごくて。家庭や自宅でも使用できて、時間も場所も制限なし温度も湿度も自由自在。正直、途中から嫉妬で整うどころではありませんでした。同時に、購入を決めた瞬間でもありました。

ぴちどん

ちょっと歪んだ感情ではあるけれど、気持ちはわかります!私もやってみたいもん、テントサウナ!

あの屈辱的(?)な事件以来、テントサウナを手に入れた私はグループでもソロでも野外サウナを楽しむようになりました。テントサウナは、初期費用をはじめメンテナンスやリスクの面で敬遠している方もいるかもしれませんが、持っているからこそできるサウナ仲間との交流は何にも代えがたいものがあります。

テントサウナを頼りすぎて失敗した話

念願のテントサウナを手に入れた一方、失敗してしまったことも……。『ゆるキャン△』を見て、「雪中サウナだったらもっと整えるのでは」と心躍らせていた私に、北海道の大自然が襲いかかります。

はるまる

冬用の服装と持ち物を持ち、いざ白銀の世界へ……と意気込んでいたのも束の間。意気揚々と現地に乗り込んだのですが、不安定な足場でテントサウナを組み立てるのに苦労しました。

ぴちどん

道産子でも大変ですよね!雪国の洗礼!

はるまる

-10℃の気温に耐えながら、ストーブとストーンが完全に温まるのを待つのもなかなか身体にこたえました。普段だったら「これも醍醐味」と我慢できますが、その日は芯まで冷えてしまって……。

ぴちどん

私も、天気が変わりやすい季節は万全の備えをしようと思います!

テントサウナは野外で行うのが前提となる分、荒天時は設営から撤収までが一苦労です。突風や雷雨によって部品が散乱したり、本体が倒壊したりすることもあるため、設置する位置や土台の見極めが必要となります。

なお、テントサウナは、ガイドやマナーを理解してこそ真価を発揮するものです。次でまとめているサウナ・水風呂・外気浴の整い方や入り方、マナーや礼儀作法を見ておくと、より上手に使いこなせるようになります。

私のテントサウナとの付き合い方

私は、テントサウナを「特別な日のイベント」という形で満喫しています。

必要なものがすべて揃った温浴施設も良いけれど、あえて不便な世界に飛び込むのも悪くないです。日常のありがたみを再確認できるといえば大袈裟かもしれませんが、苦労した分、大変だった分、思い出にも残る。キャンプにも似た非効率だからこその充実感があるわけです。

なお、テントサウナの選び方や使い方は、次の記事で詳しく解説しています。

■「テントサウナの選び方」記事は準備中
■「テントサウナの使い方」記事は準備中

テントサウナとはどういうもの?

テントサウナは、置くだけでどんなところもサウナ室に変えてくれるテントセットです。次の項目では、テントサウナとはどういうものなのかを解説します。

テントサウナってどんなもの?
  • 家庭や自宅でサウナできる移動式アイテム
  • 時間や場所を選ばない本格グッズ

家庭や自宅でサウナできる移動式アイテム

テントサウナとは、家庭や自宅が温浴施設に変わる組み立て式ギアです。

テントを張り、専用のストーブやストーンを置くだけで即席のサウナ施設が完成。特定の建物や土地に固定する必要がないため、「ここだ」と思ったところをそのままサウナ室にできます(許可されている場合に限る)。

時間や場所を選ばない本格グッズ

テントサウナは、時間や場所に縛られない持ち運び式ギアでもあります。

営業時間や混雑状況を気にせず、川辺や湖畔など水風呂や外気浴と相性抜群な場所で温冷交代浴。澄み切った朝あるいは星が降り注ぐ夜をゆっくり噛み締めながら、整うことが可能です(宿泊する必要あり)。

はるまる

なお、立ち入り禁止区域に入ったり、火の不始末で火事を引き起こしたりすると警察に通報されることも。

ぴちどん

私有地での不法侵入や不法投棄は絶対にしないように!

テントサウナの機能・性能

テントサウナは、いつでもどこでも設営できる携帯性や温度・湿度を自由に調整できる気密性のほか、周囲に気を使わずに済む自由空間やプロ仕様のストーブ・ストーンがあり、ロウリュもし放題です。ここからは、テントサウナの機能・性能を解説します。

テントサウナのスペック
  • いつでもどこでも設営できる携帯性
  • 温度・湿度を自由に調整できる気密性
  • 周囲に気を使わずに済む自由空間
  • プロ仕様のストーブ・ストーン
  • ロウリュし放題

いつでもどこでも設営できる携帯性

テントサウナは、許可さえあればいつでもどこでも設置できる携帯性が秀逸です。

組み立ては、ポップアップ式やワンタッチ式が主流で、コンパクトに収納できるため、持ち運びも苦になりません。初めてだと説明書にある専門用語に戸惑うかもしれませんが、慣れれば比較的楽に設置できます。

設営時間は、初心者さんだと約20~30分、常連さんだと約10~20分が目安。

温度・湿度を自由に調整できる気密性

テントサウナは、熱源により湿度・温度を自由に調節できる気密性も優秀です。

構造は、耐熱仕様や防水仕様が主流で、特殊な煙突・遮熱板・断熱材を使用するため、蒸気も逃げません。最初は圧倒的な火力に面食らうかもしれませんが、最後は自分好みに調節できるようになります。

温度調整は、初心者さんだと約80~90℃、常連さんだと約90~100℃が目安。

周囲に気を使わずに済む自由空間

周囲に気を使わず、自由気ままにサウナを楽しめるのもテントサウナの醍醐味といえるでしょう。

公衆サウナでは、暗黙の了解とされているガイドやマナーを徹底する必要があります。グッズの使用に関しても独自のルールがあり、トラブルになることも珍しくありません。しかし、テントサウナなら映画を観ながら整ったり、音楽を聴きながら入ったり……サウナ仲間との談笑も自由です。

まさに、何にも縛られずにサウナ体験ができる優れものといえるのではないでしょうか。

「利用者の違反行為が気になって整えない」という方にもおすすめ。

プロ仕様のストーブ・ストーン

テントサウナ専用のストーブやストーンは、省スペースながらも強力な熱効率を誇ります。

大型のサウナ室と比べて小型ゆえに、熱源からの「輻射熱(放射熱)」とロウリュによる「対流熱」は相当なもの。3層キルト生地など、遮熱性や断熱性に優れたものを利用すれば、瞬時に室内を温めることも不可能ではありません。

床材にもこだわれば、地面から冷えをカットでき、より本格的な熱気のサウナ室を実現可能です。

ロウリュし放題

テントサウナは、サウナーさんたちの“永遠の夢”でもあるロウリュもやり放題

普通の温浴施設だと、オートロウリュのみでセルフロウリュはやっていないところもある一方、テントサウナは桶と柄杓さえあれば自由にロウリュできます。気分に合わせたアロマ水で香りを楽しんだり、水が蒸発する音を楽しんだり……と楽しみ方も豊富です。

かける水の量を遠慮したり、声をかけるタイミングを見計らったりする必要もありません。

なお、サウナの男女別の服装や持ち物の全体像を把握したい方は、次の記事でチェック!

テントサウナのメリット・デメリット

テントサウナは、家に収納しておける一方、管理に苦労するなど、いくつか注意が必要です。ここでは、テントサウナのメリット・デメリットを解説します。

テントサウナの長所と短所
  • 使ってみないとわからないメリット
  • 使ってみてわかったデメリット

使ってみないとわからないメリット

私が、テントサウナを実際に使ってみてわかったメリットは、次の通りです。

①家に収納しておける
②設置しやすく設計されている
③知人や友人と過ごせる
④熱気を調整できる

テントサウナは、家に収納しておけるのが強み

いわゆるホームサウナ(埋め込み型の家庭用サウナ・据え置き型の自宅サウナ)だと、家のスペースを圧迫しかねませんが、テントサウナは倉庫や物置にしまっておけます。

設営もしやすく、仲間と過ごすために貸切サウナを予約する必要もありません。何より、1℃単位で温度と湿度をコントロールできるのがメリットです。

使ってみてわかったデメリット

私が、テントサウナを実際に使ってみるまでわからなかったデメリットは、次の通りです。

①管理に苦労する
②撤収に労力がかかる
③天気に左右される
④配慮が必要となる

テントサウナは、管理に苦労するのが弱み

どうしても、使用する度に「洗う・乾かす・干す」といったメンテナンスが必要となり、家での保管が負担となることがあります。

撤収に労力がかかるだけでなく、天気予報も常にチェックしなければいけません。何より、煙で近隣住民に迷惑をかけないようコンプライアンスを求められるのがデメリットです。

はるまる

良い面もあれば、悪い面もある。だからこそ、よく吟味したいところです。

ぴちどん

テントサウナは、いわば秘密基地。しっかりと情報収集して慎重に判断したほうが、愛着も湧きやすいと思います。

テントサウナの必要性のQ&A

Q&A

最後に、テントサウナの必要性のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。

テントサウナは寿命が長い?短い?

寿命は使用頻度や素材によりますが、2~5年が目安です。

テントサウナは初心者向け?常連向け?

やや常連さん向けですが、初心者さんのサウナライフも充実させてくれます。

テントサウナは代用できる?できない?

一般的なテントで代用しようとするのは危険です。安全に使用するには、本体のほかに一酸化炭素チェッカーをはじめ、温度計や湿度計、耐火グローブや焚き火シート、火消し壺や火ばさみなどが必要となります。

テントサウナはなくてもいい?

特に問題はありません。ないからといってサウナが台無しになることもありません。

テントサウナは何個あるといい?

週に何回も行うなら2張りあると便利な一方、月数回行うだけなら1張りでも問題ありません。

普通のテントとの違いは?

耐火性や難燃性が違います。一般的なテントは一定の温度・湿度までしか耐えられないのに対して、テントサウナは高温多湿でも耐えられるのが主な違いです。

レンタルできる?

原則、レンタルはできません。ただし、施設によっては貸し出ししている場合があります。必要に応じて、確認しておくと安心です。

ほかにも「これっている?いらない?」と迷いやすいアイテムを、次の記事でまとめています。それぞれのリンクから、気になるトピックをご覧いただけると幸いです。

まとめ

今回は、テントサウナはいるのかいらないのか、機能と性能・メリットとデメリット、Q&Aを解説しました。

テントサウナは、誰にも縛られない環境で温冷交代浴が楽しめるアイテムで、自分だけの理想の空間が手に入るグッズです。いつでもどこでも設営でき、温度・湿度を自由に調整できることが支持され、熱心なサウナーさんの間で、一種のステータスのように扱われています。

もちろん、ホームサウナの必要性は人によって変わるため一概にはいえませんが、1つあるだけでより充実したサウナライフが送れます。ストーブやストーン、ロウリュの細部に至るまでこだわりたい方は、ぜひ実際に利用しているところを想像してみてください。きっと、ワクワクが止まらなくなるはずです。

お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!

参考文献
  • 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
  • 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
  • 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
はるまる

本日もお疲れ様でした。当サイトはサウナを愛するすべての人を応援しています。サウナをもっと知りたい方は、ほかの記事も覗いてみてください!

ぴちどん

ちょっとでも学びがあったら、ぜひSNSで共有してもらえると嬉しいです。ではまた、次の記事でお会いしましょう!

テントサウナの必要性を感じた方は、次の記事で選び方と使い方も一緒にチェックしてみませんか?

■「テントサウナの選び方」記事は準備中
■「テントサウナの使い方」記事は準備中

※本記事は、温泉ソムリエ&サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ筆者による「健康情報の一般的な解説」であり、診断や治療を目的としたものではございません。体調に不安のある方は、まず専門医にご相談を。

明日も頑張れますように!
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