水風呂の適切な温度は、10~20℃です。水風呂では「よく冷ましたほうがととのう」と考えがちですが、最適な温度は人によって違うため、個人の体質や当日の体調に合わせるのがベストです。むしろ、自分の適温が何度なのかを知ることで、サウナで無理せずととのえるようになります。
今回は「水風呂の適切な温度」をテーマに、ととのうための適温、初心者さん・常連さんが気になるQ&Aまでわかりやすく解説します。
私個人の私見にはなりますが、ととのいを主軸に考えるなら10℃程度が適正温度かなと思います。
何度の水風呂が適温かは本人次第だけに、判断が難しいところですよね!
水風呂の適切な温度


水風呂の適切な温度は人によって違うものの、快適なのは20℃程度、ととのうなら10℃程度がおすすめです。まずは、水風呂の適切な温度を解説します。
一概に「水風呂は○○度が理想」とは断言できませんが、10~20℃程度が1つの目安となります。
しかし、何度の水風呂が最適かは状況次第なところもあるため、体調を加味しつつ「無理なく冷ませそうな温度」を見極めたいところです。
| 基準 | 目安 |
|---|---|
| 暑がり屋な人(夏場) | 10℃程度の温度 |
| どちらもいける人(春や秋) | 15℃程度の温度 |
| 寒がり屋な人(冬場) | 20℃程度の温度 |
水風呂では、入浴する日のコンディションによっても適温の感じ方が違うため、まずは15℃程度で様子見すると安心です。ただし、温度の落差がないとととのわないこともあるため、ととのうという観点では10℃程度がベストといえます。
なお、逆に20℃とぬるめのほうがととのえる方もいます。これに関してはそれぞれ体質の問題でもあるため、次のサウナ・水風呂・外気浴の整い方と入り方とあわせて試してみたいところです。
水風呂でととのうための適温


水風呂をよりととのうためのステップに昇華するには、自分の体質に合わせた冷浴が必要不可欠です。次に、水風呂でととのうための適温を解説します。
- 暑がり屋な人(夏場):10℃程度の温度
- どちらもいける人(春や秋):15℃程度の温度
- 寒がり屋な人(冬場):20℃程度の温度
暑がり屋な人(夏場):10℃程度の温度
暑がり屋さんでなかなか汗が引かない人、また、夏場の気温が高い時期などは10℃程度の水風呂が適温といえます。身体への負荷を促して低温で一気に汗を引きたい方は、10℃以下の水風呂がおすすめです。
どちらもいける人(春や秋):15℃程度の温度
「自分の適温がわからない」という方は、15℃程度の水風呂から試してみてください。
水風呂の温度は日ごとに感じ方が違い、低温でも耐えられる日があれば、高温でも耐えられない日もあります。自分自身が快適に感じられる適温も毎日違うため、体質や体調に合わせて適宜調整するのがおすすめです。
また、心身の状態によっては「1セット目は湯口遠方、2セット目は湯口付近」という具合に調節しましょう。
寒がり屋な人(冬場):20℃程度の温度
寒がり屋さんですぐに汗が引く人、また、冬場の気温が低い時期などは20℃程度の水風呂が適温といえます。身体への負荷を抑えて高温で徐々に汗を引きたい方は、20℃以上の水風呂がおすすめです。
水風呂で避けたい温度
ととのうことが目的なら、30℃を超える高温や0℃に満たない低温は避けたいです。ここからは、水風呂で避けたい温度を解説します。
- 30℃を超える高温
- 0℃に満たない低温
- 体調不良時は我慢
30℃を超える高温
30℃を超えるような水風呂は、決してダメというわけではありません。
むしろ、心身への負担を抑えつつ体温管理できる高温の水風呂は、初めての方には最適かもしれません。一方で、あまりにもぬるいとととのえなくなることがあります。体温が上がったままでは効率的に血管の収縮が行われず、ととのい特有の安堵感も得にくいです。
0℃に満たない低温
0℃に満たないような水風呂は、ととのう観点ではやや寒すぎるかもしれません。
過度に低温な水風呂は一気に体温を下げられる一方、身体にも相応の負担がかかります。私もととのったときの快感が忘れられず0℃以下の水風呂を求めていた時期がありましたが、無理は禁物。「ちょっと冷たいかな」くらいの温度がちょうどいいです。
もちろん毎回はNGでも、たまになら全然OK。0℃未満の低温に入浴する場合は、急激な血圧変動に注意し、こまめな休憩と水分補給をお忘れなく。
体調不良時は我慢
高温・低温に関係なく、体調不良のときは水風呂を我慢するのも1つの選択肢です。
水風呂をこよなく愛する私も「自分は大丈夫」と過信して、ふらふらになったことがありました。特に、風邪など具合が良くないときは体温調整がうまくいかず状態も悪化しやすいため、利用は避けてください。急激な血圧変動を防ぐためにも、無理は控えましょう。
疲れているときも「ただの疲れ」と油断せず、万全の状態で楽しむ姿勢が求められます。
なお、次の記事では、水風呂の種類一覧や効果効能を詳しくまとめています。よりととのうためにも、一度目を通しておくと安心です。
水風呂での温度の注意点
「絶対にととのってやる」と、水風呂で温度ばかり気にしてしまうのは本末転倒です。ここでは、水風呂での温度の注意点を解説します。
- 温度は状況によって変化する
- 水温を許可なく変更しない
- 設定は施設側のこだわり
温度は状況によって変化する
水風呂の温度は、チラーやバイブラの気泡、利用者の往来など状況によって変化します。
浴槽によっては、水風呂内の循環や対流によって水温が著しく変化することもあるため、必ずしも「適正温度でなければいけない」と厳密に守る必要はありません。
湯口付近か湯口遠方かだけでも、体感温度は数度違うなど、状況次第です!
水温を許可なく変更しない
水風呂の水温を自分好みにするなど、許可なく変更するのもご法度です。
施設の水風呂は、ユーザーの安全を考慮した水温になっています。機械室に侵入してコントロールパネルを勝手に触るなど、むやみに設定をいじると非常に危険(場合によっては犯罪行為)です。
設定は施設側のこだわり
温浴施設では、水風呂の温度を絶妙にととのえる設定にしています。一見、寒そうな水風呂もサウナや外気浴と組み合わせることで調和する……なんてことも珍しくはありません。まさに、サウナ施設の動線は支配人や店主のこだわりが詰まった“ビクトリーラップ”なのです。
なお、ほかの設備の適切な温度をまとめた記事は、次のリンクから。
水風呂の適温のQ&A


最後に、水風呂の適温のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。
なお、水風呂全般のガイドを知りたい方は、水風呂ページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーさんに役立つ情報を体系的に学べます。
まとめ
今回は、水風呂の適切な温度、ととのうための適温、Q&Aを解説しました。
水風呂の適切な温度は10~20℃程度ではあるものの、ととのうための最適な温度が何度なのかは人によって違います。10℃が適温という人もいれば、20℃が適温という人もいるため、温浴施設に通いながら自分に合った温度を探していくのがおすすめです。
もし「どうしてもととのえない」という方は、水風呂の温度が高いところを選んでみたり、逆に温度が低いところを選んでみたりしながら、ベストマッチなサウナ施設を見つけていってください。
お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!
- 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
- 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
- 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
本日もお疲れ様でした。当メディアはサウナを愛するすべての人を応援しています。サウナをもっと知りたい方は、ほかの記事も覗いてみてください!
ちょっとでも学びがあったら、ぜひSNSで共有してもらえると嬉しいです。ではまた、次の記事でお会いしましょう!
なお、より盤石の体制でととのいたい方は、サウナ情報を体系的にまとめている次の記事もご覧いただけると幸いです。整い方や入り方をはじめ、サウナの気になる情報をまとめています。
※本記事は、温泉ソムリエ&サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ筆者による「健康情報の一般的な解説」であり、診断や治療を目的としたものではございません。体調に不安のある方は、まず専門医にご相談を。
















