【サウナ用語】ととのうとは?意味や定義・語源や由来

【サウナ用語】ととのうとは?意味や定義・語源や由来

ととのうとは、「サウナ・水風呂・外気浴を経ることで至るトランス状態」のことです。ととのい図鑑風にいえば「無我の境地が待っている温冷交代浴の終着点」といえるでしょう。しかし、「結局ととのうって何?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

今回はサウナ用語の「ととのうとは?」をテーマに、意味や定義、語源や由来、サウナ初心者さん・常連さんが気になる関連用語やQ&Aをわかりやすく解説します。

当記事は、温泉ソムリエ×サウナ・スパ健康アドバイザー×世界26カ国訪問×ライター歴12年の筆者の経験や調査をもとにまとめています。記事末には、参考文献も掲載中です。

はるまる

実は、ととのうにも明確な意義があります。

ぴちどん

そういえば、これまでととのうが具体的に何を指すのか、ちゃんと考えたことなかったです!

目次

ととのうとは?

ととのうとは、一般的に「サウナ・水風呂・外気浴を経ることで至るトランス状態」のことです。まずは、ととのうがどのようなものを指すのかを解説します。

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ととのうは、温冷交代浴の末に得られる心身のゾーン状態のことです。

サウナによる強烈な温かさと水風呂による急激な冷たさ。この2つの刺激から解放された外気浴中に、身体は平常時に戻ろうとフル稼働します。そのとき、脳内で起こる劇的な変化がととのいの正体です。

ととのいの原理を分解すると、以下の通り。

  1. 血管の拡張・収縮
  2. 自律神経の切り替え
  3. 脳内物質の分泌

温冷交代浴を行うことで血流がポンプのように加速し、交感神経が優位な状態(興奮した状態)から副交感神経が優位な状態(鎮静した状態)に変化します。結果、頭は覚醒しているのにリラックスしているという不思議な状態になり、あの形容しがたい幸福感に包まれるのです。

あの筆舌に尽くしがたい多幸感を指して、ととのうといいます。

ととのうの意味や定義

ここからは、ととのうの意味や定義を解説します。何を指した言葉なのかを知ることで、サウナの全体像がより明確になるはずです。

サウナシーンでのととのうは、「心身のバランスが調和することで訪れるフロー状態」をいいます。

医学的・科学的には研究中であるものの、単に気持ち良いという感覚を超えて、五感が冴え、思考が研ぎ澄まされる現象を指す言葉です。サウナーの間では別名「サウナハイ」とも呼ばれ、全能感や万能感、無敵感に満たされたサウナトランス状態(半覚醒・半リラックス状態)と表現されます。

わかりやすくまとめると、サウナに入って頭がスッキリする……たくさんのサウナーが実践する再現性のある入浴法です。

現在、DMN(デフォルトモードネットワーク)いわゆる「脳のアイドリング」のリセットにも役立つという研究が進められています。半強制的にデジタルデトックスできるため、無意識な自動思考や反芻思考によるマルチタスクをやめるのにも最適です。

はるまる

私は「ととのう=現代人のストレスや疲労を解き放つ癒しの極致」だと思っています。

ぴちどん

いうなれば「社会で戦う人々のくつろぎの頂点」なのです。

ととのうの語源や由来

ここでは、ととのうの語源や由来を解説します。どのような経緯で生まれた言葉なのかを知ることで、サウナの奥深さをより肌で感じられるはずです。

サウナ文脈でのととのうは、「ととのう」という日本語が起源です。

サウナ愛好家の濡れ頭巾ちゃん氏が、何ともいえない心身の状態を「ととのった」といい、漫画家のタナカカツキ氏が、ドラマ『サ道』で使用したことで爆発的に普及。今まで言語化されていなかった「あの感覚」に名前がついたことで、日本のサウナ文化は新たな歴史の幕開けを迎えました。

なお、漢字表記の「整う」「調う」には、「必要なものを揃える」「乱れたものを正しく直す」というニュアンスが含まれます。

2021年には、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネート。「サウナでととのう」が一般化し、一部の方だけの憩いの場だったサウナが、誰でも楽しめるカルチャーとして市民権を得ました。

はるまる

ととのうは、あの心地良い感覚を言語化した、サウナ業界最大の功績といっても過言ではありません。

ぴちどん

サウナ愛溢れる名付け親がいるからこそ、私たちサウナーはととのいという共通言語を持てたのかもしれません!

ととのうの関連用語

次に、ととのうの関連用語をいくつかまとめました。サウナーさん同士の会話でよく登場する単語を押さえて、さらなるサウナライフをお楽しみください。

ととのうに関するワード
  • 温冷交代浴
  • 外気浴
  • あまみ

温冷交代浴

温冷交代浴とは、温かい刺激と冷たい刺激を交互に与え、自律神経をととのえる入浴法のことです。温浴と冷浴で温度差を生みつつ、適度に休憩を挟むことで自律神経が半強制的にリセットされ、いわゆるととのいにつながります。

温冷交代浴の詳細は、次の記事をチェック!

外気浴

外気浴とは、15~25℃の風で身体を休ませる休憩法のことです。水風呂と組み合わせることで、筋肉の緊張がほどけ、ストレスの解消や疲労の回復につながります。

外気浴の詳細は、次の記事をチェック!

あまみ

あまみとは、サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すことで皮膚に現れる赤い斑点模様のことです。

あまみの詳細は、次の記事で解説しています。

ととのうの言葉のQ&A

Q&A

最後に、ととのうの言葉のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。一緒に疑問を解決していきましょう。

ととのうの英語表記って?

ととのうは英語で「trance state」と表記できます。

ととのうは何語なの?

ととのうは日本語で、温冷交代浴で訪れる夢見心地にも似たトランス状態を独自に表現した用語です。

ととのいとの違いは?

意味はほとんど同じですが、ととのうのほうが一般的です。サウナ用語としてととのいが使用されることもありますが、明確な違いはありません。どちらでも通用します。

なお、ととのう以外の用語も知りたい方は、用語辞典まとめページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーさんが覚えておきたい言葉を体系的に学べます。

まとめ

今回は、ととのうとは何か、意味や定義、語源や由来、関連用語、Q&Aを解説しました。

ととのうとは、「サウナ・水風呂・外気浴を経ることで至るトランス状態」のことです。ととのい図鑑風にいえば、「無我の境地が待っている温冷交代浴の終着点」といえます。

温冷交代浴・外気浴と並んで知っておきたい大切なワードとなるため、ぜひセットで覚えておいてください。

お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!

参考文献
  • 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
  • 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
  • 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
はるまる

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ぴちどん

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※本記事は、温泉ソムリエ&サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ筆者による「健康情報の一般的な解説」であり、診断や治療を目的としたものではございません。体調に不安のある方は、まず専門医にご相談を。

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