サウナは、楽しみ方を知ることで一段と楽しくなるものです。サウナを楽しむ方法さえわかれば、温浴も格段に楽しめるようになるはずです。そこで、この記事ではサウナに毎週通う私が実践しているサウナのコツをいくつかご紹介します。
今回は「サウナの楽しみ方」をテーマに、熱気をより楽しむ方法、初心者さん・常連さんが気になるQ&Aまでわかりやすく解説します。
「サウナが苦手」という人もご安心ください。無理に楽しもうとする必要はないため、自分に合った楽しみ方を探してみましょう。
サウナを楽しめない人も大丈夫。無理に好きになる必要はありません。
サウナは無理のない範囲で楽しもう!


サウナは、温冷交代浴において重要な身体を温める工程の1つです。ただ、サウナは無理のない範囲で楽しむ姿勢が求められます。
まず、前提として「サウナ=我慢するもの・耐えるもの」ではありません。
あくまでも温冷交代浴の一過程として、楽しむためのものです。温冷交代浴は「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」という一連の流れが一般的。この入浴法の一工程として、サウナがあります。
| 工程1 | 工程2 | 工程3 |
|---|---|---|
| サウナで温める | 水風呂で冷ます | 外気浴で休む |
重要なのは、自分に合ったペースで温まり、無理のない範囲でサウナを楽しむことです。自分なりのサウナの楽しみ方がわかれば、本当の意味でサウナを楽しむ方法も見えてきます。
なお、サウナ・水風呂・外気浴の整い方と入り方の全体像は、次の記事をご確認ください。スムーズにととのうためにも、具体的な流れを掴んでおきましょう。
サウナの楽しみ方【初心者向け】


サウナを楽しみたいなら、アウフグース・ロウリュを体験したりウィスキング・ヴィヒタを体験したり、ストーン・ストーブを堪能したり熱気を満喫したりするのがベストです。ここからは、サウナの楽しみ方を解説します。
- アウフグース・ロウリュを体験する
- ウィスキング・ヴィヒタを体験する
- 環境・空間の違いを味わう
- 室温の違いを噛み締める
- 自分の身体の変化に集中する
- 自身の心の声と対話する
- ストーブ・ストーンを堪能する
- 熱気を満喫する
アウフグース・ロウリュを体験する
サウナの主な楽しみ方の1つが、アウフグースやロウリュです。
- アウフグース:サウナ内に大量の蒸気を循環させて一気に身体を温める入浴法のこと
- ロウリュ:アロマ水による大量の蒸気で体感温度を瞬時に高くする入浴法のこと
アウフグースもロウリュも、サウナの温かさを最大限に引き出してくれるものです。どちらも体感温度が効率的に上がるため、強烈な温かさを求める人にぴったり。個人の感想にはなってしまうものの、私はアウフグースやロウリュがあったほうがととのえます。
サウナの本格的な熱気を楽しみたい人にとっては、重要な体験価値の1つといえます。
アウフグースとロウリュは、サウナのメインイベント的存在◎
ウィスキング・ヴィヒタを体験する
サウナのもう1つの代表的な楽しみ方といえば、ウィスキングやヴィヒタです。
- ウィスキング:枝葉を束ねた植物(白樺)で身体を叩いたり撫でたりする入浴法のこと
- ヴィヒタ:伝統的な樹木(バーチ)で作られる道具のこと
ウィスキングやヴィヒタは、サウナーにとって特別な思い出になりやすいです。体験自体がサウナでの経験として蓄積される。必ずやるべきとはいいませんが、私自身は、ウィスキングやヴィヒタならではの刺激もサウナの醍醐味だと思っています。
サウナの奥深さを追求できる、本場仕込みの楽しみの1つといえます。
ウィスキングとヴィヒタは、サウナのサブクエスト的存在◎
環境・空間の違いを味わう
サウナは、世界に1つとして同じものがありません。
似たようなサウナでも、視点を変えると別の魅力が見えてきます。実際に、サウナという環境や空間の演出(色・音・香り・眺め・光)1つとっても温浴施設によって異なります。
そんなサウナ施設ごとの工夫を味わうのもまた一興です。ことサウナにおいては、施設ならではの座面をはじめ外観や内装、設備や動線へのこだわりに目を向けてみるのも楽しいです。
室温の違いを噛み締める
サウナでは、室温の感じ方も毎回変わります。施設側がサウナの室温を一定に保っていても、当日のコンディション次第で温かく感じたり、ぬるく感じたりするのが一般的です。
だからこそ、状況ごとに試行錯誤してみるのも楽しいものです。今日は今日の入り方、明日は明日の入り方という具合に、体調に合わせて対応するのもまた一興といえます。
常に同じ工程を再現しなくても、問題はありません。
自分の身体の変化に集中する
サウナでの身体の変化に集中しながら、温浴を楽しむのも通でしょう。
汗の量、呼吸による肺の動き、心臓の脈、皮膚への刺激……1つ1つの変化に意識を向けると、サウナによって身体がどうなるかを実感できます。ありのままの状態を受け入れるのも、サウナの風流な楽しみ方です。
自身の心の声と対話する
サウナでは、心の声と対話しながら楽しむのも雅ではないでしょうか。
1日の嬉しかったこと、悲しかったこと……サウナの中で感情を吐き出しながら心の声と向き合うことで、騒がしかった脳内が徐々に整理されていきます。心の中で「頑張っているな、私」と優しい言葉をかけてあげるのも、サウナの優雅な楽しみ方です。
ストーブ・ストーンを堪能する
サウナの核心部分を担うストーブやストーンを堪能することもお忘れなく。
サウナは、ストーブやストーンごとに温まり加減が変わります。施設がこだわり抜いたストーブやストーンは“熱気の個性”を生む装置。ゆえに、余すところなく楽しみたいところです。
熱気を満喫する
あとは、サウナの熱気を満喫するだけ。
ありのまま、ただ「温かい」という感覚を受け入れてみてください。自分が何を思い、どう感じているかに意識を向け、サウナの温かさに集中する……いわばマインドフルネスのように、今ある感覚に没頭しましょう。
なお、サウナの楽しみ方とあわせて正しい入り方や適切な温度のご確認もお忘れなく。
サウナの熱気をより楽しむ方法【常連向け】


サウナをより楽しむには、“推しサウナ”を見つけたり、「気持ち良い」と声に出してみたりするのがベストです。ここでは、サウナの熱気をより楽しむ方法を解説します。
- “推しサウナ”を見つける
- 「気持ち良い」と声に出してみる
- 体調に合わせて適宜調整する
- 腹式呼吸を意識する
“推しサウナ”を見つける
サウナをより楽しむためには、“推しサウナ”との出会いが欠かせません。
「ここのサウナは何度も入りたくなる」と思えるようなお気に入りの温浴施設があるだけで、通うのが楽しくなるはずです。自分好みのサウナがわかれば、それを基準にサウナ施設を厳選できるようになり、さらにモチベーションがアップします。
自分だけの“推しサウナ”ランキングを作ってみても楽しいかも◎
「気持ち良い」と声に出してみる
サウナをより楽しむ方法として私も実践しているのが、「気持ち良い」と声に出してみるというもの。
実際に、小声で「気持ち良い」と口にすることで、自分を包み込む心地良さに意識を向けやすくなります。ただ、施設にはほかの利用者もいるため、大声で叫ぶのは避けたいところです。
体調に合わせて適宜調整する
サウナに慣れてきたら、体調に合わせて適宜調整するのもありです。
たとえば、サウナの座面に座るときにあぐらや体育座りをしてみたり、当日のコンディションによって座る位置や分数を変えてみたり。特に疲れている日は、上段ではなく中段もしくは下段を選び、辛くなる前に出るといった柔軟な対応が求められます。
毎回同じ工程でととのおうとするのではなく、臨機応変に。具合が悪い日は無理をせず短く、調子が良い日でも長くなりすぎないようお気を付けください。
腹式呼吸を意識する
サウナでは、腹式呼吸を意識するのがおすすめです。
腹式呼吸は焦りや苛立ちを鎮め、心身の緊張をほぐしてくれるサウナと相性抜群の呼吸法の1つ。ゆっくりと息を吸って吐くことで、出るタイミングも冷静に判断できます。
苦しい場合は、無理をせずすぐに出ましょう。
なお、マナーが気になって集中できない人は、次の記事も一緒にチェックしておくと安心かもしれません。
サウナが楽しくないときの対応策


サウナは、工夫次第で楽しむことが可能です。次に、サウナが楽しくないときの対応策を解説します。
- いつもと違うサウナを試す
- ととのいの工程として考える
- 無理に楽しもうとしない
いつもと違うサウナを試す
サウナが楽しく思えなくなったら、いつもと違うサウナを試すのが良いです。
施設が変われば、サウナも変わる。
ウェットサウナからドライサウナまで、温浴施設によって色んなものがあるため、別のサウナ施設に行くのもあり……むしろ、初めての施設のほうが新鮮な気持ちでととのえることがあります。
マンネリ化させないよう工夫してみるのもあり◎
ととのいの工程として考える
「サウナ=過酷な苦行」に感じる人は、ととのいの工程の1つと考えてみてください。あくまでもサウナはととのうまでの助走であって、我慢して耐えることが目的ではありません。決して無理はせず、自分に合うサウナで温まるようにしましょう。
無理に楽しもうとしない
サウナでは、無理は禁物です。
これはもうサウナーの共通認識といっても過言ではありません。そもそもサウナは無理して楽しもうとして楽しめるものではないため、コンディション的に無理そうな場合はインターバルを多くしたり、セットを少なくしたりと柔軟に対応するのがベスト。
なお、次の記事で水風呂の正しい入り方、楽しみ方も参考にしておくことで、より楽しみながらととのえるようになります。
サウナが楽しくなるグッズ


サウナグッズは、サウナでの衛生面や快適性を一定に保ち、楽しむ余裕を生んでくれるアイテムです。次の項目では、サウナが楽しくなるグッズを解説します。
- サウナウォッチ
- サウナタオル
- サウナハット
- サウナマット
- サウナメガネ
- テントサウナ
サウナウォッチ
サウナでの体調管理に欠かせないアイテムが、サウナウォッチです。
製品によっては、アプリと連携してサ活を記録したり身体の変化を数値でモニタリングしたりできるほか、タイマー付きやバイブレーション付きのものを活用すれば、タイミング管理の補助にもなります。
データを重視する人に最適◎
サウナタオル
サウナの万能グッズとして知られているのが、サウナタオルです。
「汗・お湯・水を拭く」「頭を覆う」「陰部を隠す」「お尻に敷く」「顔に巻く」「髪や肌を守る」など、さまざまな入浴シーンで使用できます。息苦しさもある程度防いでくれるため、熱気を楽しむ余裕が生まれます。
衛生面や快適性の観点から見ても、1枚あると安心です。
ユーザビリティを重視する人に最適◎
サウナハット
頭を重点的にガードするなら、サウナハットで決まり。
サウナの熱に耐えられず短時間で出てしまう人は、サウナハットがあったほうが楽しめます。サウナハットは頭への熱をやわらげてくれるため、長時間入っていたい人にぴったりです。
サウナマット
お尻を重点的にガードするなら、サウナマットで決まり。
サウナの熱に耐えられず短時間で出てしまう人は、サウナマットもあったほうが楽しめます。サウナマットはお尻への熱をやわらげてくれるため、長時間入っていたい人にぴったりです。
サウナメガネ
サウナメガネはややニッチではあるものの、サウナ内での視界確保に便利です。
特に、普段からメガネをしている人はサウナ専用のメガネがあると安心です。一般的なメガネだとフレームの変形や火傷のリスクがあるため、サウナ専用のメガネがあって困ることはありません。むしろ、サウナ専用メガネがあれば、レンズの曇りを抑えて快適に入浴できます。
温度計や12分計、テレビを見るのにも役立ちます。
テントサウナ
テントサウナがあれば、自然の中でサウナを楽しめます。
施設で楽しむサウナも素敵ではあるものの、特別なロケーションでの温浴もまた素晴らしいものです。ただ、自然が相手となるため、気象情報や現地事情の把握はもちろん気温にも十分な注意が必要となります。
なお「どのような服装で行けばいいの?」「どんな持ち物を持っていけばいいの?」はたまた「どう選ぶの?「どう使うの?」と悩む人は、次の記事も参照しておくと安心です。
サウナの楽しみ方のQ&A


最後に、サウナの楽しみ方のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。
なお、サウナ全般のガイドを知りたい方は、サウナページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーに役立つ情報を体系的に学べます。
まとめ
今回は、サウナの楽しみ方、熱気をより楽しむ方法、Q&Aを解説しました。
サウナを楽しめるかどうかは、工夫次第かつ当日次第でもあります。サウナの楽しみ方に正解も不正解もありません。むしろ、無理に楽しもうとすると逆に楽しめなくなってしまうため、要注意です。
一方で、楽しむ方法さえわかれば、サウナをより楽しめます。そのため、まずは自分なりの楽しみを見つけること。これが本当の意味でサウナを楽しむコツです。あまり複雑に考えず、シンプルに「楽しもう」という気持ちで利用してみてください。
お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!
- 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
- 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
- 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
本日もお疲れ様でした。当メディアはサウナを愛するすべての人を応援しています。サウナをもっと知りたい方は、ほかの記事も覗いてみてください!
ちょっとでも学びがあったら、ぜひSNSで共有してもらえると嬉しいです。ではまた、次の記事でお会いしましょう!
なお、より安心してととのいたい方は、サウナ情報を体系的にまとめている次の記事もご覧いただけると幸いです。整い方や入り方のほか、温冷交代浴のテクニックをまとめています。
※本記事は、温泉ソムリエ&サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ筆者による「健康情報の一般的な解説」であり、診断や治療を目的としたものではございません。体調に不安のある方は、まず専門医にご相談を。















