温冷交代浴とは、「温かい刺激と冷たい刺激を交互に与え、自律神経をととのえる入浴法」のことです。ととのい図鑑風にいえば「自律神経の乱れをリセットし、心身をととのえるための健康法」といえるでしょう。しかし、「結局温冷交代浴って何?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回はサウナ用語の「温冷交代浴とは?」をテーマに、意味や定義、語源や由来、サウナ初心者さん・常連さんが気になる関連用語やQ&Aをわかりやすく解説します。
実は、温冷交代浴にも明確な意義があります。
そういえば、これまで温冷交代浴が具体的に何を指すのか、ちゃんと考えたことなかったです!
温冷交代浴とは?


温冷交代浴とは、一般的に「温かい刺激と冷たい刺激を交互に与え、自律神経をととのえる入浴法」のことです。まずは、温冷交代浴がどのようなものを指すのかを解説します。
- まず覚えたい度:
- よく使う度:
温冷交代浴は、サウナによる温浴、水風呂による冷浴、外気浴による休憩を繰り返し、熱い刺激と冷たい刺激を身体に与える入浴法の1つです。
- 温浴:80~100℃前後の室温で身体を温めるサウナ
- 冷浴:10~20℃前後の水温で身体を冷ます水風呂
- 休憩:15~25℃前後の気温で身体を休める外気浴
この「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」という一連の流れを交互に行うことで、血管が拡張・収縮し、全身の血流がポンプのように促進されます。それに伴い、自律神経がリセット(交感神経が優位な状態から副交感神経が優位な状態へ切り替え)され、いわゆる「ととのった状態」になるのです。
サウナ業界では、以上の状態をととのいと表現します。このととのいを引き起こすための基本の型こそが、温冷交代浴です。
なお、温冷交代浴はほかの業界でも使用される言葉で、古来から温浴療法だけでなくスポーツ医学などでも活用されてきました。
温冷交代浴の意味や定義
ここからは、温冷交代浴の意味や定義を解説します。何を指した言葉なのかを知ることで、サウナの全体像がより明確になるはずです。
サウナシーンでの温冷交代浴は、「温熱刺激と冷却刺激をセットで行い、自律神経をリセットする入浴法」を表す専門用語として使われます。
一般的には「身体を温めては冷やすサイクルをルーティンとして取り入れた健康法」と解釈されており、専門書や専門メディアでも、単なる入浴のテクニックではなく、自律神経をととのえるためのプロセスとして用いられることがほとんどです。
私は「温冷交代浴=自律神経のスイッチを意図的に再起動させるセルフメンテナンス」だと思っています。
いうなれば「半強制的にストレス解消や疲労回復を促すためのリフレッシュ法」なのです。
温冷交代浴の語源や由来
ここでは、温冷交代浴の語源や由来を解説します。どのような経緯で生まれた言葉なのかを知ることで、サウナの奥深さをより肌で感じられるはずです。
サウナ文脈での温冷交代浴は、「温」と「冷」と「交代浴」を組み合わせた日本語が起源です。
もともとは古代ギリシャ・ローマの時代から行われてきた健康法の1つで、温かいお湯と冷たい水に交互に入ることで血管を拡張・収縮させ、怪我の治療を促進していたとされています。これがその後の日本のサウナと結びつき、「温冷交代浴=ととのうための基本動作」として定着したわけです。
現在では、スポーツ医学やリハビリ分野でも「コントラスト浴」として活用されています。
なお、日本には水垢離という習慣がありました。日本の温冷交代浴文化は、こうした入浴法の延長線上にあるといっても過言ではありません。
日本独自の健康法(1927年に西勝造博士が提唱した「西式健康法」など)の影響も受けているそうですよ。そう思うと温冷交代浴自体が、健康的なものに感じられますね。
温冷交代浴の関連用語


次に、温冷交代浴の関連用語をいくつかまとめました。サウナーさん同士の会話でよく登場する単語を押さえて、さらなるサウナライフをお楽しみください。
- サウナ
- 水風呂
- 外気浴
サウナ
サウナとは、80~100℃の熱で身体を温める温浴法のことです。水風呂と組み合わせることで、血管が開いたり閉じたりを繰り返し、血行の促進や自律神経の調整につながります。
サウナの詳細は、次の記事をチェック!
熱波
熱波とは、サウナ室で発生した熱い空気を送り届ける行為のことです。
熱波の詳細は、次の記事で解説しています。
熱波師
熱波師とは、サウナ室で発生した熱い空気を送り届ける職人のことです。
熱波師の詳細は、次の記事で解説しています。
ロウリュ
ロウリュとは、熱したサウナストーブ(サウナストーン)に水をかけて蒸気を発生させる工程のことです。
ロウリュの詳細は、次の記事で解説しています。
アウフグース
アウフグースとは、ロウリュの熱気をうちわやタオル、ブロワーなどで仰ぐパフォーマンスのことです。
アウフグースの詳細は、次の記事で解説しています。
ヴィヒタ
ヴィヒタとは、白樺(バーチ)から作る若い枝葉の束のことです。
ヴィヒタの詳細は、次の記事で解説しています。
ウィスキング
ウィスキングとは、ヴィヒタで身体を叩いたり撫でたりするリラクゼーションのことです。
ウィスキングの詳細は、次の記事で解説しています。
水風呂
水風呂とは、10~20℃の水で身体を冷やす冷浴法のことです。サウナと組み合わせることで、血管が開いたり閉じたりを繰り返し、血行の促進や自律神経の調整につながります。
水風呂の詳細は、次の記事をチェック!
シングル
シングルとは、水温が10℃未満(一桁台)の極低温水風呂のことです。
シングルの詳細は、次の記事で解説しています。
羽衣
羽衣とは、水風呂で体表面に生じる温度境界層のことです。
羽衣の詳細は、次の記事で解説しています。
外気浴
外気浴とは、15~25℃の風で身体を休ませる休憩法のことです。水風呂と組み合わせることで、筋肉の緊張がほどけ、ストレスの解消や疲労の回復につながります。
外気浴の詳細は、次の記事をチェック!
あまみ
あまみとは、サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すことで皮膚に現れる赤い斑点模様のことです。
あまみの詳細は、次の記事で解説しています。
ととのう
ととのうとは、サウナ・水風呂・外気浴を経ることで至るトランス状態のことです。
ととのうの詳細は、次の記事で解説しています。
温冷交代浴の言葉のQ&A


最後に、温冷交代浴の言葉のQ&Aとして、よくある質問をまとめました。一緒に疑問を解決していきましょう。
なお、温冷交代浴以外の用語も知りたい方は、用語辞典まとめページもあわせてご覧いただけると幸いです。次のページでは、サウナーさんが覚えておきたい言葉を体系的に学べます。
まとめ
今回は、温冷交代浴とは何か、意味や定義、語源や由来、関連用語、Q&Aを解説しました。
温冷交代浴とは、「温かい刺激と冷たい刺激を交互に与え、自律神経をととのえる入浴法」のことです。ととのい図鑑風にいえば、「自律神経の乱れをリセットし、心身をととのえるための健康法」といえます。
サウナ・水風呂・外気浴と並んで知っておきたい大切なワードとなるため、ぜひセットで覚えておいてください。
お忙しい中、最後までご覧いただきありがとうございました。では、ひとっととのい、いきましょう!
- 『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇/ダイヤモンド社
- 『究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』カリタ・ハルユ/東洋経済新報社
- 『サウナ語辞典』草彅洋平+AMAMI/誠文堂新光社
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※本記事は、温泉ソムリエ&サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ筆者による「健康情報の一般的な解説」であり、診断や治療を目的としたものではございません。体調に不安のある方は、まず専門医にご相談を。






















